今回はつむじ部分のつっぱりやかゆみなどのトラブルについてまとめていきたいと思います。
つむじ部分のトラブルはなぜ起きてしまうのか、原因や具体的な改善方法なども一緒にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
つむじが突っ張るのは乾燥しているから
頭皮が突っ張る原因の1つとして、乾燥が原因なのではないかといわれています。
頭皮が乾燥することでピリピリとした頭痛のような痛みが走ったり、髪の毛が引っ張られるような違和感を生じることがあります。
頭皮が紫外線やシャンプーなど外部からの刺激が原因で頭皮を守っているバリア機能が破壊されてしまうと、頭皮の乾燥を招きやすくなってしまいます。
頭皮が乾燥してしまうと頭皮に必要な水分が蒸発してしまい、いわば砂漠のような状態になっています。
例えば泥団子を作るときに水で形を固めたとします。しかし、水分が蒸発するにつれどんどん泥団子にヒビが入って崩れていきますよね。それと同じような問題が頭皮でも起きています。
頭皮がひび割れないように踏ん張っているので突っ張っているように感じる場合があるのです。
つむじの乾燥を放置すると薄毛になる恐れも
頭皮の乾燥を簡単に捉えている人もいますが、実は頭皮の乾燥を放っておくと大変なことになってしまうのです。
頭皮にはバリア機能と呼ばれるものがあるのですが、このバリア機能が働いているからこそ紫外線や乾燥などの外部からの刺激、細菌やウイルスなどから頭皮を守ってくれるのです。
また、表皮や真皮層にある水分や油分が蒸発しないように、蓋の役割も担っています。
しかし、頭皮が乾燥してしまうとこのバリア機能が壊されてしまいます。髪の毛に必要な水分や油分が蒸発してしまうことで頭皮が固まってしまうだけではなく、血行不良も同時に招いてしまうのです。
血液は髪の毛に必要な栄養素を届けるための必要な道なのですが、それが滞ってしまうことで髪の毛に栄養素を届けることができなくなってしまいます。
栄養不足となってしまった髪の毛は徐々に細くなり、毛根から抜け落ちてしまうのです。頭皮に栄養が行き届かないという事は、一部分の髪の毛だけではなく全体の髪の毛が徐々に細くなっていき、抜け落ちてしまいます。
そのまま放置しておくと最終的にはつるつるはげになってしまう可能性もあるのです。
薄毛が進行していくと出かける気分も失われていきますし、人前に出るのも嫌気がさしてくるようになります。
家から出たくないと引きこもりになってしまう人も実際に存在しているのです。薄毛のせいで人生が楽しくなくなるのはもったいないですよね。
そのようにならないためにも頭皮の乾燥は放置するのではなく、気づいたらすぐに対策をしなければいけません。
つむじのつっぱりを解消する方法
つむじのつっぱりを解消するのが頭皮の乾燥を解消する必要があります。具体的な頭皮の乾燥を改善する方法を以下でご紹介していきますので、ぜひ試してみてくださいね。
低刺激のシャンプーに変える
頭皮が乾燥する原因の1つとしてシャンプーが頭皮に合っていないことが挙げられます。
市販で販売されているシャンプーの多くには高級系アルコール洗浄成分が配合されていることが多いです。
高級系アルコール洗浄成分とは ウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどが挙げられます。これらの成分は脱脂力が強く、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまう可能性があります。
皮脂というと頭皮に入らないものだと思いがちですが、ある程度の皮脂は頭皮のバリア機能として働いてくれるのでとても大切なものなのです。
しかし、洗浄力の強すぎるシャンプーで頭を洗うことで必要な皮脂まで流されて頭皮が乾燥してしまい、つっぱり感が出てくるのです。
シャンプーはアミノ酸系の脱脂力が弱いシャンプーを使うと良いでしょう。頭皮に大切なアミノ酸を補うことができますし、必要な皮脂を残しつつも汚れやほこりをきれいに落として頭皮環境を整えてくれます。
頭皮に刺激となるような成分は配合されていないですし、敏感肌やアレルギー肌の人でも安心して使い始めることができます。
※内部リンク(シャンプー)
育毛剤で頭皮を保湿する
育毛剤には頭皮の乾燥を防いでくれるヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合されているので頭皮のつっぱり感を和らげることができます。
さらに、血流の流れをスムーズにしてくれるセンブリエキスや、頭皮のバリア機能を高めてくれる抗炎症作用のあるグリチルリチン酸2Kなども配合されているので、薄毛予防にもつながります。
頭皮の乾燥を放置しておくと抜け毛の量が増え、薄毛になってしまう可能性も高まるので、育毛剤でしっかり保湿をしながらケアをすると良いでしょう。
※内部リンク(育毛剤)
1ヶ月程度は毎日継続する
頭皮環境は肌の乾燥と同じくすぐに改善されるものではありません。乾燥対策をするのであれば1ヶ月程度は続けなければなりません。
また、途中で乾燥対策を止めてしまうとさらに乾燥をひどくさせてしまう危険性があります。毎日継続して乾燥ケアをすることで徐々に頭皮に必要な水分や油分が戻ってくるので、頭皮のつっぱり感を改善することができますよ。
つむじの痒みが酷い場合は皮膚科を受診する
つむじのかゆみがひどい場合は脂漏性皮膚炎になっている危険性があります。脂漏性皮膚炎は頭皮だけでなく、顔や背中、脇の下など毛が生える場所に赤みや発疹などの症状が現れる病気です。
ひどいかゆみやかぶれ等を引き起こしてしまうので、なかなかつむじの痒みが改善されない場合は皮膚科を受診することをおすすめします。
ただの痒みであれば乾燥が原因の症状なので、保湿をすることでかゆみを抑えることができますが、脂漏性皮膚炎の場合は薬を使用しなければ治すことができません。
保湿をしてもなかなか痒みが改善されなかった場合は、すぐに病院に行って検査してもらいましょう。放置しておくと粃糠性脱毛症を引き起こしてしまう可能性があります。
これもまた薄毛につながってしまう危険性があるので、病院で正しい対処を施してもらうことが大切です。
つむじのツッパリ感・乾燥を招く危険な行為
<h3>シャンプーを1日2回以上している</h3>
シャンプーは1日1回だけで留めておきましょう。朝と夜の1日2回している人もいますが、シャンプーをしすぎると低刺激のものでも頭皮に必要な皮脂を取り除いてしまう可能性があります。
どうしても朝と夜の2回髪の毛を洗いたいのであれば、朝はお湯だけで髪の毛をゆすぐようにしましょう。
この時お湯の温度が熱すぎると、頭皮を刺激してしまって逆に頭皮を乾燥させてしまう可能性があります。39度程度の温度で頭皮を洗うような感じを意識しましょう。この時、爪を立てたり、強くこすったりしてはいけませんよ。
夜は普通にシャンプーをしても大丈夫です。指の腹を使ってくるくるとマッサージするような感じで髪の毛の汚れを落としていきましょう。
<h3>長時間エアコンのかかった部屋にいる</h3>
エアコンはお肌の大敵だと言われていますが、それは頭皮にも同じことがいえます。
長時間エアコンの風を浴びていると、どんどん頭皮は乾燥してバリア機能が破壊されてしまいます。頭皮に大切な水分や油分が蒸発してしまうので、エアコンよりも外の風を浴びることをおすすめします。
暑いのであれば窓を開けたり、寒いのであれば湯たんぽなどを使用すると良いでしょう。エアコンの風は喉にも悪影響を及ぼしてしまいますし、何も良い事はありません。なるべく使用するのを控えた方が良いでしょう。
<h3>長時間のドライヤー</h3>
ドライヤーで髪を乾かしすぎるのは厳禁です。熱いドライヤーの風が頭皮にとって刺激となってしまい、乾燥を招いてしまいます。
しかし、生乾きや半乾きは頭皮の雑菌を繁殖させてしまうので匂いやかゆみを発生させてしまう可能性があります。
ですので、ドライヤーでしっかり乾かすことが必要です。長時間のドライヤーは負担となってしまうので最初は温風で髪の毛をある程度乾かし、最後は冷風で髪の毛を乾かしてあげると良いでしょう。
最後に冷風で乾かすことで髪の毛のキューティクルを引き締めることができ、大切な水分や油分が蒸発しないように防いでくれます。
<h3>生活習慣の乱れ(疲れが溜まるのもNG)</h3>
一度自分の生活習慣を見直してみることをおすすめします。食生活が乱れていたり、睡眠不足だったりしていませんか?
髪の毛に必要な栄養素を摂取できていないと、頭皮に栄養が行き届かないくなるので頭皮環境を悪化させてしまう危険性があります。
睡眠時間中は細胞分裂が活発に行われている時間ですので、睡眠時間が確保できなくて細胞分裂の邪魔をしてしまうと、これもまた髪の毛が成長しにくい環境を作り上げてしまう原因になります。
栄養バランスの整った食生活ををかけたり、質の良い睡眠を取ることを意識してください。
また、疲れを体の中に蓄積させてストレスを抱えてしまうのも良くありません。
ストレスを抱えることでホルモンバランスを乱してしまい、抜け毛や薄毛の症状を引き起こしてしまう可能性があります。
自分なりのストレス発散方法を見つけて、ストレスを抱え込まないようにしてくださいね。
まとめ
頭皮の乾燥を感じたら、すぐに対策を練るようにしましょう。乾燥をそのまま放置してしまうと、頭皮のつっぱり感だけではなく抜け毛や薄毛の症状を引き起こしてしまう可能性があります。
今回ご紹介した改善方法を試して、頭皮をしっかり守ってあげてくださいね。